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汝等一同の者よ、今日ここに、つつがなきを得て、
汝等いず方様に感謝なすぞや。
健康にして日々に不自由なく、ただいたずらに、
その日その日を送りゆく心の怠惰、また信解なき心の、
いかにして正法悟らしめやらんかと、
日夜に呻吟あそばさるる御方ありとも悟らざる心、
その心にこそいつ何時、
大天魔、悪魔の襲いかからんやも計り知られざるただ今、
防がんとなして防ぎ得ざるを悟らるるかや。
天変地変、人災の危機、この地球全体にはらみて、
刻々命の危険犯さるるこの瞬間を、身にも心にも感得なし得る者、
何名なるぞや。
思わざる災難すべてこれ偶然のことにはあらず。
日々に積み重ねゆく各々が心の怠慢、増上慢、邪心、悪心、
すべてこの悪流となりて、清らかなる霊気を汚し、
悪魔の仕業と呼び込まるるを知らざる者、いとも哀れなる現状なり。
たとえば昨夜の地震のごとく、また雲仙ガ岳の噴火のごとく、
いつ何時、安眠を破らるるやも計り知られざる今日を、
しかと心にとどめおく時、ゆめゆめ油断はなり得ざるなり。
いかなる天災地変の起こらんとも、またいかなる災難に遭遇なさんとも、
しかと心に離さざる絶対なる信解あらば、必ずその霊気こそ、
神や仏に守らるる、すなわち神仏に通じゆく一筋の守り綱なり。
汝等よ、ただ今の悪世に何をもって身の安全を保証なすべきや。
ただひたすらなる信解こそ唯一の守りなるぞや。
朝にタベにしかとすがりて、瞬時も神を離さざること、
これ唯一の守りなること、必ず共に忘るるなよ。
ただ己が住まいいたすこの地の安全は申すに及ばず、
地球全体の安全なりとは、断じて申し得ざる今日の悪世なり。
悪世とは、つまり、悪鬼、魔道の充満いたすこの大気なり。
汝等よ、何げなく日々吸いて吐く、吸いて吐くこの大気にこそ、
無限の神気と無量の悪気のこもれるを悟りゆくべし。
己が心の正しくして、 一心に信じ奉る心にこそ、神の霊気は通うなり。
信じ得ずして、ただ己が欲望のみに生き、
我見のままにことを判ずる心こそ、悪鬼魔道の霊気に通う己れなり。
されば、いかなる悪魔の誘いにも、易々と乗りゆく己れにありて、
瞬時にして犯さるる命の危険を計り知られざるところに、
大いなる心の隙間ありと悟るべきなり。
さればこそ我が命、全とうなさんといたさば、
しかと命綱なる神仏の無量の慈悲と、
無限の威力にすがり奉る信解にこそ、
ただ今の悪世を生き抜く唯一の秘訣なるぞや。
努めて励まんは、己が心に、ひたすらに、
ひたすらに信じ奉り得る神気養いゆくことのみなるぞや。
己が住まいいたすこの地、今日安全なりと油断いたすなよ。
いつ何時、いかなる天魔悪魔の災い招かんも計り難き運気なるぞや。
しかと心に刻みて、ゆめゆめ油断いたすべからず。
合掌 |


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